自分の仕事がうまくいかないとき、もしくは自分の同期が難しい仕事をこなし、見事な成功を収めているとき、「ああ、なんで自分はこんなにもダメなんだろう、他の人はうまくやれているのに・・・」と、劣等感を抱いてしまうことがあるかもしれません。こういった負の感情というものは、得てして強いエネルギーを生みます。そんな強いエネルギーを、「自分なんか」と内側に押し込んでしまうのはさらなる悪循環を生むことになります。マイナスの感情を内側に抱え込んでしまうと、精神を病んでしまう危険性さえあります。
そのため、劣等感に苛まれ、激しく落ち込んだときには、「何事もポジティブにとらえるのが一番大切である」と考えてみましょう。自分はダメだと思えるということは、「自分を変えよう」「成長したい」と思っていることの証なのです。なぜなら、何も感じてなければ、劣等感すら感じないからです。また、自分の内側に溜めていた劣等感は大きなバネになる可能性があり、その反動を利用することで大きく変わることができます。つまり、「できない」という負の感情は「やってやろう」という正の感情と共に、大きなバイタリティに変換することが可能だということです。
偉人や有名人にはその傾向が多くみられます。例えばかの有名なニュートンも子供の頃の劣等感をバネにして大発見をしたそうです。ですから、「自分なんてどうしようもない」と思っているあなたも、優れた周りの人間よりも歴史に名を残すような大きな成功を収められる可能性を秘めているかもしれないのです。つまり、ネガティブだと考えられている劣等感を克服する術さえわかれば、大きく成長することも夢ではないということです。